高反発マットレスの特徴・メリットと失敗しない選び方

高反発マットレス マットレス

マットレスを新調しようと思ったときにまず考えるのが、自分にあうのは高反発マットレスなのか低反発マットレスなのかという事でしょう。

言葉自体はいつの間にか一般的なものになりましたが、実際に高反発マットレスについてはCMなどのイメージでなんとなくわかっているという人が多いようです。

今回はこの「高反発マットレス」については少し説明をしていきたいと思います。

高反発マットレスってどんなもの?使用するメリットとは?

高反発マットレスとはどんなもの?

高反発マットレスとは跳ね返す力が強いマットレスを意味しています。硬いマットレスのことを高反発マットレスだと思っている人が多いですが、硬いだけでは高反発マットレスとは言えません。

横になった時に強い反発力を感じるかどうかが一番重要になります。高反発マットレスは一箇所に体重が集中しないような作りになっているので寝返りを打ちやすいですし、腰や背中に重さが集中することがないので体の痛みで悩んでいる人は高反発マットレスの方が適している場合が多くあります。

人は寝ている間に何度も寝返りを打つので、マットレス選びはとても重要です。寝返りが打ちやすいマットレスを使うことで快眠に近づくという研究データもあり、「夜中に何度も目覚めてしまう」「眠りが浅くて困っている」という人は高反発マットレスを使うことで睡眠の質が向上する可能性も高いです。

寝返りを打ちやすい

高反発マットレスを使用することで、身体が沈み込むのを防ぐことができ、その結果、寝返りを打ちやすいというメリットがあります。寝返りをしっかりと打つことで、体にかかる負担を減らせることができるのです。また、正しい睡眠姿勢をサポートしてくれる高反発マットレスなので、体の歪み防止にもつながるのも大きなメリットとなります。

マットレスの上に寝た時どのような反発をするかで、寝姿勢や寝返りの回数が変わってきます。高反発マットレスの場合、寝返りに対する十分なサポートを期待できます。なぜなら寝た時に体が沈み込まないため、寝返りを打つ動作を妨げないからです。

グッと沈み込むのが特徴の低反発マットレスは、沈み込む時の寝心地の良さを得る代わりに寝返りをしにくくなります。しかし高反発マットレスの場合は、とてもスムーズに寝返りを打てます。

「寝返りを打てるからどうなの」と疑問に思いがちですが、睡眠の際に寝返りを打つことには重要な意味があります。睡眠中の寝返りによりこまめに体勢が変わることで、体への負担を軽減させられます。もしも十分に寝返りを打てなかったら、体の特定の部分だけ負担がかかってしまいかねません。朝起きた時に節々に痛みを感じてしまうなどの悪影響が、体に出てしまう可能性があります。

寝ている時に意識はありませんから、寝返りを打っている自覚はありません。ですが寝返りは睡眠の質を左右しますし、スムーズに寝返りを打てるのは高反発マットレスの特筆すべき長所です。

通気性が良く蒸れにくい高反発マットレス

夏場のかなり暑い時期だと、ベッドが蒸れてしまい非常に寝心地が悪いということも少なくはないでしょう。ですが、高反発マットレスは通気性が良く、蒸れにくいのがメリットです。通気性に優れているということもあって、高反発マットレス愛用者は有名人の方々にも多いです。また、CMや広告等で高反発マットレスが紹介されていることも頻繁にあるため、それだけ大勢の人たちに支持されているのが高反発マットレスとなります。

身体にかかる圧を分散化できる

高反発マットレスのメリットには、身体にかかる圧を分散化できるという点もあります。なぜなら、高反発マットレスの反発力により、肩、腰など沈みやすい部分をうまく押し上げてくれるので、圧が一カ所に偏らず、満遍なく分散化できるようになるのです。そして、肩や腰などの沈みやすい部分を押し上げ、正しい姿勢をキープできるようにサポートしてくれるのが高反発マットレス。身体にかかる負担を大きく減らせるため、肩こりや腰痛でお悩みの方にも、非常に魅力的な寝具となるでしょう。

耐久性がある

どの高反発マットレスを使うかで変わりますから一概にはいえませんが、十分な耐久性があるのも高反発マットレスの長所です。高反発で体をグッと押し返すのが特徴の高反発マットレスですから、それなりの年数使い続けても形がへたってしまいません。

もしもしばらく使い続けてすぐにへたってしまっては、そのタイミングで交換しなければいけなくなってしまいます。早いサイクルで交換するのは好ましくないですし、1度マットレスを買ったらなるべく長く使いたいのが普通です。耐久性のある高反発マットレスなら、長く使い続けることが決して不可能ではありません。

また十分な耐久性があるということは、それだけコスパも良くなります。品質の良い高反発マットレスを買えば、長く使い続けられます。耐久性がある点も、高反発マットレスの長所の1つです。

低反発マットレスとの違いとは?

反発力が違う

高反発マットレスは、何かと低反発マットレスと比較されることがあります。高反発マットレスと低反発マットレスの違いは、反発力が違うことです。身体が沈むのを防ぐようにするのが高反発マットレスに対して、低反発マットレスは柔らかい分だけ身体が沈みやすいですし、体にフィットさせることを目的としています。クッション性に優れているのが低反発マットレスなため、反発力が高い高反発マットレスとは異なります。

寿命の長さが違う高反発マットレスと低反発マットレス

高反発マットレスと低反発マットレスとでは、寿命の長さも大きく違います。5年~10年は使用できる高反発マットレスに対して、低反発マットレスはおよそ2~3年ほどです。もちろん、使い方や種類によって多少違いますが、それでも高反発マットレスに比べて寿命が短い傾向にあるのが低反発マットレス。買い替えのスピードが、低反発マットレスのほうが若干早いと言えます。

高反発マットレスの失敗しない選び方

高反発マットレスの選び方

高ければいいというものではない

1日24時間の間で1/3が睡眠の時間です。ですから質の高い睡眠は健康の近道となります。最近では、健康志向が強くなり普通の布団よりも高反発マットレスを選ぶ方が増えています。しかし、高反発マットレスを選ぶ際に価格だけで判断する方が多いようです。高反発マットレスは、色々なメーカーから数多くのマットレスが発売されていますが、あまり種類が多いために選ぶのを途中でやめてしまい、最終的にはある程度価格が高ければ良いだろうという考えで選んでしまう方がとても多いのです。しかしそれは必ずしも合っているとは限りません。

なぜならば、高反発マットレスの価格は、使われてる素材、メーカーのネームバリュー、高反発マットレスを発売するまでの研究費など含まれたものであり、必ずしも価格が高いからといって自分にフィットしているマットレスかは判断が難しいところです。一般的に有名メーカーは高額になりますが、その中には人件費も含まれているため高額であったとしても、満足行く品物では無い可能性もないわけではないのです。
例えば、中小企業や地元密着型のメーカーで開発されたマットレスはお手頃価格で高機能な商品もあります。昔と違ってインターネットが普及していますから、商品を選ぶ時間を惜しまないことが良いマットレスを選ぶ方法になるでしょう。

高反発マットレスも色々な種類がある

良い商品を選ぶためには、商品に対するある程度の知識を勉強する必要があるでしょう。
人間の体は人それぞれです。性別も違いますし、体型や筋肉の付け方、長年体を使ってると人によって体を痛めている場所も違います。それを補うように包み込んでくれるような高反発マットレスが良いですが、そのような理想的なマットレスを選ぶ際にはやはりマットレスの種類を覚えておく必要があります。
点で支えるマットレスもあれば、バネで支えるマットレスもあります。

通気性にこだわっているものもあれば、保温性にこだわっているものもありその種類はとても豊富です。 点で支えるタイプは、体重を分散させてくれるので浮いているような感覚を覚えます。実際に複数の点で支えられているのがわかって、マッサージ的な感覚もあり非常に気持ちいいです。体重が分散されるので、一般の布団であれは腰や、首に負担がかかり朝起きた時に、痛くて起き上がれないという方も多いと思います。しかし、力が分散されているマットレスなので、朝も体が軽くすっと起き上がれます。またバネで支えるマットレスは、しっかりと自分の体を支えてくれるような安心感を感じさせます。

一般的な布団であれば自分の体がどんどん沈み込んでしまいますが、バネで支える高反発マットレスはそのような事がありません。しかし、背中で感じる感覚は硬くもなく、非常に心地よく眠りにつくことができます。他にも多くの種類があり、色々な種類を調べておく必要があるでしょう。

実際に体験して最終的な判断をする

高反発マットレスの最終的な選び方として、やはり自分の体で試してみるというのが一番良い方法です。ある程度勉強して自分が買いたいと思う高反発マットレスを絞ることができたら、自分の体でできれば体験した方が良いでしょう。
一般的に商品の説明は、良い部分しか言いません。やはり商品を選ぶ上でどのようなデメリットはあるか知っておく必要がありますし、良いと思って体験したらイメージと違っていたということも珍しいことではありません。

例えば、硬くてしっかりとしているベッドと紹介されているにも関わらず実際に試してみたら自分が思っていたよりも、しっかりとしてなかったということもあるのです。人の感覚というのはそれぞれなので、やはり自分で体験しなくては難しい部分があるのです。また自分で体験することによって、さらに良い点も見つかることも多いですから、とにかくある程度商品を絞り込んだら試してみるというのが一番です。

高反発マットレスは消耗品であることを忘れないこと

高反発マットレスの選び方は、機能だけではない

高反発マットレスを選ぶ際に、気をつけなければならない点があります。
それは一生ものではないということです。 もちろん数ヶ月で取り替えるということはないのですが、マットレスよって耐久性は違いますからよく商品を確認した上選ぶ必要があります。見た目がしっかりとしていて、機能も十分、価格も安いということで選んだら使用年数が少ないということも全くないわけではありません。
使用年数が長い高反発マットレスでも10年ぐらいです。例えば体の大きな方であれば10年もつと言われていても、実際は数年で劣化してしまうということもあるので商品保証も保証期間もしっかりと確認する必要があります。

耐久性もしっかりと確認する

意外と盲点なのが、耐久性です。どんな良い商品であっても、使い方によっては早く劣化してしまうことがあります。例えば、一年中、直射日光があたって高温多湿の部屋であると、商品によっては早く劣化することがあります。紫外線に反応して、素材が早く傷んでしまうこともあります。

またベッドの上で食事をするなど、水分などをマットレスにこぼしてしまいそのままにしておいたり、風通しがあまりないとカビが生える原因になります。
自分の住んでいる環境がどのようなものかを考えて、また選ぶマットレスがどのような素材で、どのようなものに強いのか、弱いのかを自分の生活と合わせながら選ぶ必要があるでしょう。

処分する時のことも考える

高反発マットレスは、かなりもちますが一生ものではありません。
ですから交換時期がやってきます。その時に処分しやすいものを選ぶというのも一つの方法です。例えば一人暮らしをしていて、転勤が多いということであればあまり大きなしっかりとしている高反発マットレス、しかも高価なものはもしかしたら必要ないのかもしれません。ある程度持ち運びやすいものだったり、処分してしまのであれば、処分しやすい手軽な商品を選ぶのも一つの手です。

引っ越しが多いと、マットレスも運ぶ時にかさばったり、廃棄する場合においても非常に面倒です。 総合的に判断して自分に合った良い高反発マットレスを選びましょう。

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