あなたにとって最適なベッドパッドはどれ? 必見!ベッドパッドの選び方・使い方

ベッドパッド パッド・シーツ

あなたは普段、ベッドパッドを使っていますか?

寝具の中で、とても主役にはなれないものの、ベッドパッドは睡眠やマットレスのケアにとって、とても重要な役割を果たしています。

今回はベッドパッドの選び方や使い方などを詳しくご紹介していきます。

ベッドパッドの使い方と役割

みなさんはベッドパッド自体の使い方をご存知でしょうか。

ベッドパッドは、マットレスの上、そしてシーツの下となる位置に敷くものです。体に直接触れることがないため、あまり意識したことがないかもしれません。

ですが、ベッドパッドは一度使い慣れると、その快適さに、やめられなくなる方がいらっしゃるほど。そんなベッドパッドはどのような役割を果たすのでしょうか。

ベッドパッドの役割は大きく『保護』と『快適性』にあります。

ベッドパッドの役割…『保護』

ベッドパッドはマットレスを保護する役割を担っています。マットレスの上に毎日寝続けていると、知らないうちに1日あたり200mlもの汗をかいていると言われています。

その200mlもの汗は、寝具に吸収されています。その主な先がマットレスです。マットレスに吸収された汗は汚れとして、細菌が繁殖する原因となります。

ベッドパッドをマットレスの上に敷いていることで、マットレスに直接汗が染み込むのを防ぎ、汚れからマットレスを守る役割を果たすのです。

佐保田
佐保田

特にウレタンマットレスは汗などの湿気がヘタリの原因となりますので、ウレタンマットレスにもベッドパッドの併用はとてもオススメです。

ベッドパッドの役割…『快適性』

ベッドパッドのもう1つの役割は、快適な睡眠時間を作り出すことです。ベッドパッドはクッションの役割を担っています。

ベッドパッドの厚さは素材によっても異なりますが、数mmのものから、厚手のものは3〜5cm程度の厚さがあるものも。

薄手のものだとあまりクッション性はありませんが、厚手のものはふんわりとした寝心地を与えてくれます。

時にマットレスがややへたり気味のものや、スプリング系マットレスで、体にスプリングが当たっているような感覚がある場合、ベッドパッドを敷くだけで寝心地は大幅に改善されます。

また、ベッドパッドの中に吸湿性・放湿性に優れたものもあります。それらのものは使うことで、常にさらりとした心地よい寝心地を得ることができます。

ベッドパッドの種類

ベッドパッドの種類は、中綿に使われている素材によって分かれています。

主に使われているのは『羊毛(ウール)』、『綿(コットン)』『麻』『ポリエステル』の4種類です。どのような特徴があるのかを詳しく見ていきます。

圧倒的な快適性を持つ『羊毛(ウール)』

羊の毛を中綿に使用したものは、ベッドパッドに使われている素材の中でも最も高額です。

ウールは吸湿性が高く、寝ている時にかいた汗をしっかりと吸い取ってくれるので、寝汗で寝具がベタつくような感覚をあまり感じず、快適な状態を保ってくれます。

佐保田
佐保田

ウールの吸湿性はポリエステルの37倍、木綿の2倍と他の素材と比較しても非常に優れていると言えます。

また、吸い取った汗をしっかりと発散できる高い放湿性も特徴です。素材自体の弾力性が高いため、使うことでふわふわとした寝心地を得られます。

ウールと聞くと「暑そう」というイメージを抱きがちですが、実はオールシーズン使うことができるベッドパッドです。ウールは繊維の縮れの間に含んだ空気で快適性を保ちます。

外気の影響を遮断してくれるため、夏は涼しく、冬は暖かく保ってくれるのです。

赤ちゃんの肌にも優しい素材『綿(コットン)』

綿を中綿に使用したものは、羊毛(ウール)と同様に、吸湿性に優れています。

そのため、就寝時の汗はしっかりと吸い取ってくれ、蒸れて寝苦しいということはありません。そのため、年中使うことができる素材です。

湿度を逃す力はやや低いため、陰干しするなどで乾かす機会を作ったりすることで、毎日使い続けても快適性を保ちます。
また水洗いに強く、洗濯することで清潔さを保てます。

高温時にさらりとした寝心地が続く『麻』

麻はエアコンが誕生する以前の時代から夏の暑さ対策として、衣類にも使用された素材です。熱伝導性が高く、保温性が低い“涼しい天然素材”です。

熱伝導性が低いことで、横になった際に体温が1箇所に籠ることなく周囲に発散・分散されます。さらに保温性が低いので生地自体に熱を溜め込むことはありません。

そのため、涼しく過ごすことができるのです。また、吸湿性・放湿性が高いためにさらりとした寝心地が続きます。

反対に保温性の低さから、春夏以外のシーズンはあまり使用するのには適していません。

ガシガシ洗って清潔に保つ『ポリエステル』

汚れの頻度が高い場合などに最適なのはポリエステル素材です。

ポリエステル素材のものは他の素材に比べてリーズナブル。吸湿性や放湿性は4つの素材の中で最も低く、寝汗をかくとややじめっとした印象を受けるかもしれません。

ですが、小さい赤ちゃんやペットなど、粗相の可能性がある場合は、ポリエステル素材の場合、気になったらすぐに洗うことができ、かつ防水性が高いため、マットレスに汚れが届くのを防いでくれます。

ベッドパッドの選び方

ベッドパッドの種類については紹介しましたが、さてどのような基準でベッドパッドを選べばいいでしょうか。

選び方ひとつで大きく睡眠環境を良くしてくれます。選ぶ際に押さえておきたいポイントがいくつかあります。

・寝心地重視か、汚れ防止重視か。
・水洗いできるものが良いか、できなくても良いか。
・オールシーズン使えるものか、そうでなくてもよいか。

寝心地重視か、汚れ防止重視か

まず、寝心地に重きを置くのであれば、中綿がどれくらい入っているのかが重要なポイントの1つでもあります。中綿が薄いと柔らかな寝心地を得ることはできません。1つの目安として、1キロ程度、中綿が入っている方が、柔らかな寝心地が得られます。

また、寝心地重視派の場合は、中綿は吸湿性の高い羊毛(ウール)や綿、麻などを選んでください。その場合、側生地もちゃんとチェックが必要です。中綿の吸湿機能が高いにもかかわらず、側生地がポリエステルだと、中綿の機能を発揮することができません。

汚れ防止重視であれば、厚さは特に拘らず、しっかりと防水できるポリエステルを選ぶのがよいでしょう。

水洗いできるものが良いか、できなくても良いか

水洗いについては、より清潔に保つためには重要ですが、羊毛のほとんどは水洗いができません。

羊毛は放湿性が高いために、吸湿した汗をしっかりと放湿し、乾いた状態を保ってくれるため、頻繁な洗濯は必要ありません。

水洗いできるものが良い場合は、綿や麻、ポリエステルを選ぶ方がよいでしょう。また、羊毛の場合はドライクリーニングなどでメンテナンスをしましょう。

佐保田
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半ざむオリジナルのSOSベッドパッドは自宅の洗濯機での選択が可能です。ご興味のある方はコチラ。

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オールシーズン使えるものか、そうでなくてもよいか

ベッドパッドの選び方で気をつけたいのが、オールシーズン対応か否かです。

麻は保温性が低いため、秋や冬に使用するにはやや不適です。

また、ポリエステルは年中使用することができますが、空調管理されている場所であれば夏でも問題ありませんが、空調がついていないところで夏に使用すると、吸湿性の低さから寝苦しさを感じてしまうかもしれません。

1年中快適に使用したいのであれば、羊毛や綿のベッドパッドがおすすめです。

いかがでしたでしょうか。ベッドパッドは使うことで夏に涼しく、冬は暖かく、快適に過ごすことができます。また、ベッドパッドのほかに敷パッドなどもありますので、組み合わせてより一層、快適な眠りを得られるベッドを作ってみてはいかがでしょうか。

当店でもベッドパッドは多数取扱っております。寝心地を調整する上で大事なベッドパッド。是非寝具専門店で試し寝をして違いを感じてみてください。

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